どれくらいの期間で英語が話せるようになるのか? ‐ 英語の習得期間
英語の習得期間
どれくらいの期間で英語が話せるようになるのか?
このページではスギーズ式で英語を学ぶと、どの位の期間で、どれ位上手に英語が話せるようになるのか?について解説したいと思います。
解説する前に「英語が話せる」というと非常に漠然としているので、「英語が話せる」という事を最初に定義したいと思います。
ここから解説する人は、一応中学卒業レベルの英語は(例え今は忘れていたとしても)知識として理解できている事を前提とします。
中学卒業レベルの文法や単語が理解できていない方の場合は、今から説明する期間プラス中学レベルの文法や単語をまずは知識として学ぶ期間が必要になります。
また、習得期間には個人差がありますし、一般的に年齢が低い方が上達が早く、年齢が高くなればなる程上達に時間がかかります。
ただし、年齢が60代の方でも30代の方より上達が早く、短期間で会話力が飛躍的に伸びた例もよくあります。
ここで解説するのは、今まで私が教えてきた生徒さんで30代以上の人の平均の習得期間を解説します。
「英語が話せる」の定義
定義をお話しする前に一つ注意して欲しいのですが、この定義はあくまで私が主観的に、
「英語が話せるというのはこれぐらいのスキルがあればいいのではないか?」
と考えている基準だという事です。
基準1.相手が明確に理解できる発音で英語が話せる
「英語が話せる」事のまず最初の基準は個々の単語が正しく発音できる事です。
文法などが多少間違ったり、単語を並べて英語を話しただけでも発音が正しければ相手が内容を理解する事が出来るからです。
英語には日本語にはない音が20個あり、その20個の音の出し方を覚えれば、個々の単語が正しく発音できるようなります。
英語の発音に関しては、週2回のレッスンと毎日45分~60分程度の自習で2か月程度で全ての英語の音が正しく出せるようになります。
発音が出来るようになると、英語が通じるようになるだけでなく、非常に聞き取りやすくなります。
基準2.英語が流暢にスラスラと話せる
「英語が話せる」事の2つ目の基準は英語を文章単位でスラスラと話せる事です。
英語は文章になると、「強く発音する箇所」と「弱く発音する箇所」がミックスされます。
どこを強く発音して、どこを弱く発音したらいいのかが分かると英語の文章がスラスラと読めるようになります。
また、スムーズに英語を話すために、
- 単語と単語をくっつけて発音する
- 別の音に変化して発音する
- 発音を省略して話す
等をします(このサイトで説明した「音の崩し」の事です)。
- 「強く発音する箇所」と「弱く発音する箇所」
- 音の崩し
の2つは週2回のレッスンと毎日45分~60分程度の自習で1か月程度で出来るようになります。
上記の2つが出来るようになると、英語が流暢に話せるようになり、速いスピードの英語が聞き取れるようになります。
基準3.英語で考えて、英語を話す
日本語と英語で大きな違いは、発音と語順(文法)です。
英語が話せる事の3つ目の基準は、英語を正しい発音で、語順を間違わずにスラスラと言えることです。
ここで、語順(文法)というのは中学1年生~3年生までの範囲とします。
なぜ中学1年生~3年生までの範囲とするかというと、会話の中では高度な文法が必要な文章はほとんど出てこないからです。
また、例え難しい文法の文章が出てきたとしても、それは中学1年生~3年生の文法の応用に過ぎないので、中学1年生~3年生の範囲が出来ていれば、難しい文章もすぐに言えるようになります。
この中学1年~3年までの語順(文法)を自在に使いこなせると、言いたい事を日本語から英語に訳さなくても英語が言えるようになります。
この中学1年生~3年生の語順(文法)をマスターするのには、週2回のレッスンと1日1時間の自習で、3か月~6か月程度でマスター出来ます。
以上の3つの基準が私が基本的に「英語が話せる」と考えている基準です。
もちろん日本語と同じように、「英語が話せる」レベルに際限はありません。単語やフレーズを知っていればいる程、色々な事が言えるようになります。
しかし単語やフレーズの知識量を増やす前に、まずは上記の3つの基準のスキルを身につけた方が英語の上達が断然良いです。
なぜなら上記の3つのスキルがないと、いくら語彙力を増やしても英語をスラスラと話せるようにならないからです。
頑張って英語を勉強しているのに、英語が全然上達しないという事になってしまうのです。
大切なのは、上記の3つのスキルを頭で覚えるのではなく、体で覚える事です。
発音や語順を瞬時に運用できるようにトレーニングする事がとても重要です。